5月31日にmineoの今後のサービスに関する発表会がありました。
主な内容は、プレフィックス方式ではない「通話定額30/60」、専用回線で快適に使えるプレミアムコース、2周年キャンペーン、サポート店の拡充です。
中でも通話定額は、今年に入ってから楽天モバイルやDTI SIMでも開始している待望のサービスなので気になります。
mineoの定額通話はおトクではない?
mineo(マイネオ)でも6月1日より通話定額が始まります。
プレフィックス方式ではなく、通常の携帯電話のままで、月額840円で30分間もしくは月額1,680円で60分間の通話ができます。
携帯電話の30秒20円だと、30分は1,200円、60分は2,400円かかるのでおトクになるようです。がしかし、、、
一見お得そうに見えますが、それはmineo内だけの話です。
楽天でんわやDMMトークのようなプレフィックス方式だと、通話料は半額の30秒10円になります。
この料金だと、30分間の通話料は600円、60分間の通話料は1,200円となり全くお得ではありません。
また5分以内回数無制限の通話定額も、楽天モバイルは850円、DTI SIMは780円で提供しています。
何がおトクなのかさっぱり分かりませんね。
IP電話の「LaLa Call」を使った方がましな気がします。音声品質は良くないですが。
プレミアムコースで快適に?
専用回線を利用したプレミアムコースが6月1日よりトライアルとして運用を開始します。
トライアルは、ドコモプランとauプランそれぞれ100名ずつ、6月1日と7月1日の2回に分けて計400名のモニターを募集して無料で提供されます。
追記:第一弾の応募期間は6月1日から6月13日まで、ドコモプランとauプランそれぞれ抽選で100名限定の無料トライアルになります。
モニターの意見を参考にサービス内容を調整した上で、9月から本格導入します。1ヶ月単位だけでなく、特定日の昼間など短時間チケット購入で利用する案もあるようです。
昼間の混雑する時間帯に遅いというユーザーの声から、専用回線を用意して、利用者を絞って帯域を圧迫しない事で快適な速度がでるようにするようです。
当然ながら月額料金は跳ね上がりますが、3大キャリアよりは安くするそうです。
料金次第では、定額通話も込みのY!mobileの方が良いという事になりかねないです。
また、通常回線の速度向上ではなく、料金高めのプレミアム会員限定回線を用意するのは嫌な感じがして不安ですね。
2周年記念キャンペーン
サービス開始から2周年を記念してキャンペーンを開始します。期間は2016年6月1日~12月 26日です。
特典内容は以下のようになります。
既存の利用者向けには、契約事務手数料が無料になるエントリーコードを2つプレゼントと、端末の購入やSIMの交換をした場合には、Amazonギフト券を2,000円分プレゼント。
新規契約者には、デュアルタイプ(音声通話SIM)を申し込むと、3ヶ月間800円を割引きされます。
まとめ
mineoは、通信容量を効率的に使える機能も充実していて、パケットシェア機能も豊富なので、少ない容量でも快適に使えるMVNOです。
またドコモ回線とau回線を利用できるので、手持ちのスマホや通信状況で選べるという利点もあります。
しかし今回の発表は、今まで以上のサービス向上に手詰まり感があります。
通話定額に関しては今後の改善に期待したいです。