セルスタンバイ問題やLINEの認証を解決する「SMS」の必要性とは?

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ショートメールと聞いて、ピンと来ない人もいると思います。かつてはメールとして使われていましたが、現在はほとんど利用されていません。

「格安スマホ」とショートメールに何の関係があるの?と思いますよね。

「データSIM」プランに「SMS」付きというのがあるんですよ。

この「SMS」がショートメールそのものなんですが、具体的にどんなものなのか、何が出来るのか、そもそも必要なのか分かりませんよね。

「SMS」を付けると月額料金が高くなるので、出来れば避けたい所ですが、必要になる場合もあるので、しっかりとチェックしてみましょう。

SMSとは何?

SMS(short message service)」とは、ショートメールサービスの事で、短いテキストメッセージを送受信するサービスです。au(KDDI・沖縄セルラー電話)では、Cメールと呼んでいます。

メールアドレスが分からなくても、電話番号宛にテキストメッセージを送れます。

送信に料金が必要ですが、70文字(全角)程度なら3円と携帯電話の30秒20円より安いので好んで利用されていました。しかし、現在は無料で利用できるキャリアメールやフリーメールなどのEメールがあるので廃れています。

現在、メールとして使う人はほとんどいませんが、金融機関など一部では「SMS」を認証に使っています。必ずしも必要ではないですが。

その他にも特殊な事情で「SMS」が必要になる場合があります。

アンテナピクト問題とセルスタンバイ問題とは?

アンテナピクトとは、電波状態を表すアンテナマークの事で、電波が届いているのにアンテナが立っていない状態を「アンテナピクト問題」といいます。

「アンテナピクト問題」は、「データSIM」を利用している時におこる可能性がありますが、どうやら3G回線のネット(パケット交換)と音声通話(回線交換)の処理に原因がありそうです。

スマートフォンは、インターネットと音声通話の両方を利用している事を前提に電波を探そうとします。しかし、「データSIM」は音声通話に対応していないので、音声通話の電波を見つけられずアンテナを立てる事が出来ないようなのです。

正確には、基地局に音声通話(回線交換)の位置情報を登録しようとして、何度も失敗を繰り返しているようです。

iPhoneだと、アンテナピクトが表示されず、電波を掴むのが遅い事があるくらいですが、Androidだと、さらなる問題が発生する可能性があります。

Android(アンドロイド)OSは、電波を掴むまで探し続けるんです。

対応する周波数が分からないのに延々と探し続けるんです。

そのためスタンバイ(待ち受け)状態でも、掴めない電波を探す無駄な処理を続けてバッテリーを消耗していきます。

これを「セルスタンバイ(受信待ち受け)問題」といいます。

電池消耗の少ない待ち受け状態なのに、どんどん電池残量が減っていくのは大問題です。

何か解決策はあるのでしょうか?

セルスタンバイ問題を解決するには?

「SMS」を付けると「アンテナピクト問題」も「セルスタンバイ問題」も発生しません。

「SMS」は携帯電話番号宛の通信が出来るので、電話の電波を掴んで、「SMS」付きだと「アンテナピクト問題」も「セルスタンバイ問題」もおこらず、バッテリーの無駄な消耗がなくなります。

当然ですが、「音声通話SIM」でも問題は発生しません。

3G回線に対応していないタブレットも電話の電波を探さないので、問題は発生しません。

比較的新しいスマホなら「セルスタンバイ問題」に対応している物もあるようなので、気になる人は、メーカーや携帯会社に問い合わせた方が良いでしょう。

LINEの認証にもSMSが必要?

LINEを利用するには、電話番号の認証が必要です。

電話番号の認証は、「SMS」の電話番号でも同様に利用できます。電話番号を入力すると、登録に必要な認証番号が「SMS」で送られてきます。

「SMS」がない場合、LINEの新規登録の時に、Facebookでログインしてから登録すると電話番号の認証を回避する事も可能です。

ただし、MVNOの携帯電話番号や「SMS」の電話番号では、年齢認証ができないので、ID検索が使えません。現在は、手キャリア3社「ドコモ・au・ソフトバンク」だけが年齢認証の対象になっているようです。

ID登録済みのキャリアSIMを借りて、自分のスマホでLIENの「IDの検索を許可」にチェックを入れると、SIMカードをMVNOの物に入れ替えてもID検索が使えます。

旧バージョンのパソコン版LIENならID検索が使えます。パソコン版LINEの「IDの検索を許可」にチェックを入れると、スマホ版LINEの方にもチェックが入りID検索が可能になります。旧バージョンは、公式サイトからは入手できないので自己責任で入手してください。

確実な連絡手段として使える?

「SMS」は、携帯電話番号宛にメッセージを送れるメリットがあります。

「データSIM」だと携帯電話が使えません。

IP電話は、非通知になる場合があるので、出てもらえない可能性があります。

フリーメールも迷惑メールに設定されていると、見てもらえない可能性があります。

そんな時でも「SMS」なら、携帯電話番号宛にショートメッセージを送れるので、確認してくれる思います。

キャリアメールからフリーメールへの変更や、IP電話に変えた事を伝えるための確実な連絡手段になるでしょう。

まとめ

「SMS」は、メールとしての利用ではなく、LINEの認証やセルスタンバイ問題の解決に利用されています。

しかしLINEの認証はFacebookからの登録で回避する方法もあります。セルスタンバイ問題がおこらないスマホもあるので、必ずしも必要とは限りません。

使いたいスマホが、セルスタンバイ問題に非対応か、もしくは分からない場合は、「SMS」付きの「データSIM」か「音声通話SIM」にした方が良いでしょう。

金融機関の認証や、ゲームの認証でもあった方が良い場合もあるので迷いますね。

しかしSIMカードを後から交換すると、手数料がかかるので始めから「SMS」付きの「データSIM」を選択した方が無難だと思います。