「5GB」あれば余裕が持てる?格安スマホ各社の中容量プランを徹底比較

格安スマホの予備知識

「格安スマホ」といっても、自分みたいにネットをよくする人は高くなりそうだな、と思う人もいると思います。

そもそも自分くらいネットを利用する人は、どのプランに入ったら良いのか分かりません。

利用者が最も多いプランが「3GB」だそうです。「3GB」あれば、大体の人が事足りるようなので人気があるのでしょう。

しかし、普通よりネットを多く利用したい人や、余裕がないと嫌な人には少し物足りないと思います。

そんなちょっと余裕のあるネット利用をしたい人向けなのが「5GB」プランです。

本当に「5GB」で十分なのか?いや多すぎる可能性も・・・という人のために「5GB」がどのくらいの通信容量なのか調べてみました。

5GBくらいの通信容量はどんな感じ?

「通信容量」というのは、インターネットを利用する時に送受信するデータの大きさの事です。「データ容量」や「通信データ容量」と表記される場合もありますが同じ意味です。

また、送信をアップロード、受信をダウンロードと言えば分かる人も多いと思います。

例えば、youtubeで動画を視聴すると、サーバーから動画のデータがダウンロードされてきます。この動画の容量が通信容量になります。

厳密には、youtubeや動画にアクセスする時に、こちらからもデータをアップロードするので、動画の容量よりも少しだけ通信容量は大きくなります。

多少の誤差はありますが、利用するデータの容量で必要な通信容量が分かります。

5GBはどのくらいの容量なのか?

平均的な5GBは以下のようになります。

youtubeなどの動画サイト

  • 240p:1時間あたり150MB前後、5GBあたりだと約35時間
  • 360p:1時間あたり200前後、5GBあたりだと約25時間
  • 720p:1時間あたり750GB前後、5GBあたりだと約6時間

AWAやスマホでUSEN、LINE MUSICなどの音楽配信

  • 64kbps:1時間あたり27MB前後、5GBあたりだと約190時間
  • 96kbps:1時間あたり42MB前後、5GBあたりだと約120時間
  • 128kbps:1時間あたり55MB前後、5GBあたりだと約95時間
  • 192kbps:1時間あたり84MB前後、5GBあたりだと約60時間

メール:200~300文字:約1250,000通

Yahoo!JAPANのトップページ:スマホ版約20,000回表示

IP電話:1時間あたり15MB前後、5GBあたりだと約340時間

ゲーム:1時間あたり1MB~数MB、5GBあたりだと1,500時間~約5,000時間

ゲームはプレイ内容やジャンルによる違いはありますが、1時間あたり1MB~数MBくらい消費しますが、気にしなくても良いレベルです。ゲームは初回やアップデートの時に、数十MB~数GBもの通信容量を消費するので、Wi-Fiでダウンロードしてから遊ぶようにしましょう。

実写やアニメなど動画によって通信容量は変わるので、平均的な容量で計算しています。360p動画で約25時間ほど見れます。毎日50分も見れるので、外出先の合間に短時間動画なら何本も見れるでしょう。ちなみに360pは、標準画質と言われスマホで見るならちょうど良いサイズです。

音楽配信は、low設定の64kbpsだと、約190時間で2250曲も聴けます。通勤通学時だけでなく、息抜きなど合間に聴いても十分な容量です。64kbpsは、LINE MUSICやAWAでも設定できる十分聴ける音質ですが、5GBなら上の設定でも多少の余裕があるでしょう。

IP電話は毎日11時間かける事もできます。さすがに半日電話をする人はいないので余裕過ぎますね。IP電話には、同じアプリ同士だと無料通話があるので好きなだけ話をしてください。

webサイトの閲覧やメールのやり取りくらいなら、もはや何の問題もありません。画像の多いサイトだと消費が増大するので、少し気を付けた方が良いくらいです。

格安スマホ会社の「中容量プラン」を比較

  通信容量 データSIM SMSあり  音声通話SIM
DMM mobile 5GB 1,210円 1,420円 1,910円
DTI SIM 5GB 1,220円 1,370円 1,920円
楽天モバイル 5GB 1,450円 1,570円 2,150円
OCN モバイル ONE 5GB 1,450円 1,570円 2,150円
U-mobile 5GB 1,480円 1,630円 1,980円
BIGLOBE SIM 6GB 1,450円 1,570円 2,150円
b-mobile 5GB 1,500円 1,630円 2,300円
LINEモバイル 5GB 1,640円 2,220円
IIJmio 6GB 1,520円 1,660円 2,220円
mineo(auプラン) 5GB 1,580円 1,580円 2,190円
mineo(ドコモプラン) 5GB 1,580円 1,700円 2,280円
NifMo 5GB 1,600円 1,750円 2,300円
Y!mobile 7GB 5,980円
UQ mobile
TONE

ほとんどの通信会社に5GB付近のプランがあります。

DMM mobile

業界最安値を宣言している「DMM mobile」がかなり安くなっています。「ターボ機能」や「データ繰り越し」、「バースト機能」も搭載しているので、余裕をもってネットが出来ると思います。

DMM mobile 公式サイト

DMM mobileの総合解説ページ

DTI SIM

惜しくも10円高く2番手になっています。DMM mobileと競り合っているので、今後どうなるか楽しみです。

DTI SIM 公式サイト

DTI SIMの総合解説ページ

U-mobile

「音声通話SIM」だと「U-mobile」が僅差で2番目に安くなっています。電話オプションが500円と他よりも安い設定なので、この料金になったようです。

U-mobile 公式サイト

U-mobileの総合解説ページ

BIGLOBE SIM

「BIGLOBE SIM」中容量プランは6GBです。容量単位当たりだと、「DMM mobile」より安いので、コスパを気にする人にはお薦めです。「BIGLOBE 光」や「WiMAX 2+」などに加入していると、毎月200円割引されるので、さらに安くなってお得ですね。

BIGLOBE SIM 公式サイト

BIGLOBE SIMの総合解説ページ

NifMo

「NifMo」が一番高いですが、「NifMo バリュープログラム」を活用すれば、月額料金が割引きされるので、最安値で利用できる可能性があります。

NifMo 公式サイト

NifMoの総合解説ページ

Y!mobile

「Y!mobile」の中容量プランとして7GBを持ってきましたが、4千円も割高ですね。無料通話がやスマホの月々サポートが付いての料金なので仕方ありません。しかし、これでもドコモの2GBプランと同じくらいなので、格安なのは変わりないです。

Y!mobile 公式サイト

Y!mobileの総合解説ページ

まとめ

通信容量5GBは、少し余裕をもってネットをしたい人向きのプランです。

スタンダードな3GBプランより、1GB当たりの料金は安くなるので、コスパを重要視したい人にも向いています。

「データ繰り越し」のある通信会社なら、余っても翌月に持ち越せばガンガン使えるので無駄にならないのも良いです。

余裕があるといっても、ゲームデータのダウンロードと動画の長時間視聴だけは気を付けて利用した方が良いですね。特に動画は、うっかり720p以上の高画質になっていると、あっという間に消費し切ってしまうので要注意です。

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