いざ「格安スマホ」を契約しようとしたら、「データSIM」、「音声通話SIM」と出てきてどちらを選んだら良いのか迷ってしまいます。。。
キャリアを利用していると聞いた事もない用語なので、知らなくても仕方ありません。
間違った選択をすると、SIMを交換する必要があり、無駄な費用がかかります。SIMカードを交換するのも無料ではないのです。
ここでは、特にキャリアから乗り換える人は注意が必要になる「音声通話SIM」について解説します。
音声通話SIMとは何?
何となく分かると思いますが、「音声通話SIM」は、電話が使えるSIMカードです。具体的に電話というのは、頭に090/080/070の付いた電話番号が利用できる携帯電話です。
「音声通話SIM」は電話だけではなく、インターネットと携帯電話の両方が使えます。SMS機能も利用出来るので、LIENやゲームなどの認証、アンテナピクト問題も気にする必要はありません。
電話が使える分だけ「データSIM」より割高で、700円くらいプラスされた料金になるので、最安値でも1,200円くらいになります。
初めて携帯電話を利用する人は、「音声通話SIM」を選択して契約するだけで、電話番号が貰えるので迷うことはないでしょう。
では、キャリアなど他社で電話を利用してる人は、どうすれば良いのでしょうか?
そのまま「音声通話SIM」を契約すると、電話番号が2つになります。そして元の携帯会社を解約すると、今までの電話番号は自分の物ではなくなり使えなくなる事態に。。。
そこで登場するのが、「MNP(携帯電話番号ポータビリティ)」サービスです。
「MNP」は、携帯会社を移動しても、今まで利用していた電話番号をそのまま利用できるサービスです。
携帯電話を継続して使いたい人は、必ず「MNP」で契約しましょう。
「格安スマホ」には、キャリアのような契約期間がないと言われたりしますが、残念ながら「音声通話SIM」には契約期間も解約金制度もあります。
しかし、キャリアの2年縛りみたいに長いものではなく、半年から1年程度です。しかも契約期間の更新がなく、最初の契約期間が過ぎると、いつ解約しても違約金は発生しません。
ちなみにキャリアの携帯電話プランは、1,700円とか2,700円とかです。「格安スマホ」は700円と安いですが、この差額は無料通話のあるなしです。
キャリアには、1回に付き5分だけ無料、家族や同じ会社同士は無料、完全に無料通話といった定額通話が付いているので、電話代を気にすることはないと思います。
しかし、基本的に「格安スマホ」で電話をかけると、通話代30秒20円が必要になります。
うっかり電話をかけ過ぎると、キャリアより月額料金が高くなる事があるので注意しないといけません。
電話をほとんど使わない人は良いですが、そこそこ電話をかける人はどうしたら良いの?
やっぱりキャリアを継続利用した方が安く済む?
そんな事はありません。「格安スマホ」にも通話代を安くする手段が色々あります。
ひとつ目は、通話アプリを使った半額通話サービスです。
「楽天でんわ」や「DMMトーク」などは、通話アプリを利用すると、通話代が半額の30秒10円になります。
初期費用や月額料金は必要なく、通話アプリをインストールして、通話代半額サービスに登録するだけです。
ふたつ目は、定額通話オプションです。
「格安スマホ」でも一部の会社では、定額通話を導入しています。
「楽天モバイル」の「5分かけ放題オプション」は、1回5分以内なら何度でも電話をかける事が出来ます。
月額料金は850円、音声通話オプション700円と合わせると1,550円となり、ドコモのカケホーダイライトの1,700円より少しだけ安いです。
「5分かけ放題オプション」に入れば、キャリア並みの電話ができます。
「UQ mobile」には、「ぴったりプラン」の中に30分間だけ通話し放題がセットとして入っています。
「たっぷりオプション」を追加すると、通話し放題が60分間に倍増します。
「Y!mobile(ワイモバイル)」は「格安スマホ」と言っていますが、ドコモなどと同じキャリアと呼ばれるMNOに属しているためか、全プランに通話し放題が含まれています。
その分だけ月額料金が高めですが、それでも2,980円なので安いです。
まとめ
「音声通話SIM」は、携帯電話とインターネットが出来るSIMカードでした。
これから携帯電話を使いたい人は勿論ですが、他社から乗り換えたい人も「音声通話SIM」を選択する必要があります。
特に他社から乗り換える人は、電話番号をそのまま利用できるように必ず「MNP」転入で契約してください。
キャリアのスマホ代が高過ぎるので、解約したいと思っている人は、「格安スマホ」にMNP転入すれば、1,200円程度で取り合えず電話番号を維持できます。
違約金を払って解約しても、数ヶ月で元が取れる可能性もあるので、検討の価値があると思います。ただし、スマホの月々サポートを受けている人は、サポートが終わらないうちに解約すると違約金の他に、スマホ代の残りを請求されるので要注意です。
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