富士通は、「arrows M02(アローズ エムゼロニ)」を10月29日より家電店とISPの11社から販売開始すると発表しました。「ケイ・オプティコム(mineo)」のみ11月19日。
また、NTTドコモから発売される「arrows Fit F-02H」とほぼ同じ仕様ですが、こちらはSIMフリー端末で、指紋認証センサーと、microSDXCには非対応です。
- 家電量販店
「コジマ」、「ソフマップ」、「ビックカメラ」、「ピーシーデポコーポレーション(PC DEPOT)」、「ヤマダ電機」、「ヨドバシカメラ」
- ISP事業者
「ニフティ(NifMo)」、「DMM.com(DMM mobile)」、「インターネットイニシアティブ(IIJmio)」、「ビッグローブ(BIGLOBE SIM)」、「フュージョン・コミュニケーションズ(楽天モバイル)」、「ケイ・オプティコム(mineo)」(11月19日より)
価格表 | 一括 | 分割 |
---|---|---|
NifMo | 33,334円(税抜) | 1,389円×24回(33,336円)(税抜) |
DMM mobile | 29,800円(税抜) | 1,584円×24回(38,016円)(税込) |
楽天モバイル | 29,800円(税抜) | 1,341円×24回(32,184円)(税込) |
IIJmio | 29,800円(税抜) | 1,300円×24回(31,200円)(税抜) |
BIGLOBE SIM | – | 1,380円×24回(33,120円)(税抜) |
mineo | 32,400円(税抜) | 13,50円×24回(33,120円)(税抜) |
目次
arrows M02詳細
スペック表
メーカー | FUJITSU |
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機種名 | arrows M02 |
価格 | 予想販売価格30,000円~ |
OS | Android5.1 |
画面サイズ | 5インチ有機EL |
解像度 | 1280×720 |
CPU | Qualcomm Snapdragon410(MSM8916)1.2GHzクアッドコア |
RAM/ROM | 2GB/16GB |
外側/内側カメラ | 810万/240万画素 |
バッテリー容量 | 2330mAh |
充電時間 | 約140分 |
連続待受時間 | 3G:約670時間 LTE:約540時間 |
連続通話時間 | 3G:約630分 VoLTE:約700分 |
高さ×幅×厚み | 141×68.9×8.9mm |
本体重量 | 149g |
対応バンド | 3G:2.1GHz/900MHz/800MHz LTE:2.1GHz/1.7GHz/900MHz/800MHz |
SIMサイズ | nano |
外部メモリ | microSD/microSDHC(最大32GB) |
Wi-Fi | IEEE802.11b/g/n |
防水機能 | 対応 |
カラー | ブラック・ホワイト・ピンク(mineo限定)・ゴールド(楽天モバイル限定) |
その他 | GPS/加速度センサー/RGBセンサー/ジャイロスコープ/地磁気センサー/ 近接センサー/NFC/FeliCa/Bluetooth 4.1/テザリング/microUSB |
楽天モバイルの型番は「arrows RM02」で、オリジナルカラーにゴールドがあります。
ディスプレイ
5インチの有機ELを使用しています。有機ELは、液晶と違って自発光なので、画素自体が発光しているため、バックライトの光漏れで映像が白っぽくなる黒浮きがありません。そのため黒が引き締まって見えるのでコントラストも高く綺麗です。
輝度が低いほど消費電力も低いので、待機状態など黒画面では省電力が期待できます。
さらに液晶のLEDバックライトとカラーフィルターの組み合わせと比べて、演色性が高いため、色再現性ではNTSC比100%をクリアして、より自然に近い色鮮やかな映像を表現できます。
また液晶より応答速度も高いので、残像感が少なくある程度ブレのない動画を見ることも出来ます。
カメラ
外側のメインカメラは、810万画素、自画撮り用の内側カメラは240万画素です。
ハイエンドクラスや、カメラ機能を重視したスマホと比べると普通レベルの解像度ですが、バッテリー持ちやメモリーへの保存数を考えると使い勝手の良い解像度です。しかし自画撮りの多い人はもっと高解像度の方が良さそうです。
富士通独自の画像処理エンジン「GRANVU(グランビュー)」を搭載しているので高感度、低ノイズと多彩な撮影機能をおこなえます。
さらに「パーフェクトチューニング」で、肌色や夜景、食べ物などの質感や色彩を自動調整して綺麗に映すことが出来ます。
電池持ち
3日間使える電池持ちの良さをアピールしています。
バッテリー容量は、2330mAhと普通ですが、省電力機能として富士通独自の「ヒューマンセントリックエンジン」は、アプリごとに電力の使い方を最適化して消費電力を下げています。
また、消費電力の少ない有機ELや、敢えてHD解像度1280×720にした事も消費電力を抑えるのに一役買っているようです。
耐久性
筐体加工は、「ウルトラタフガード」といって、傷や指紋がつきにくい耐摩耗性に優れたフッ素系ハードコーティングを採用しています。
ディスプレイ側は、フレームの淵がわずかに飛び出ているので、落としても画面を傷付けにくくなています。今流行のフラットなデザインではないですが、普段使いを考えて安全性を重要視したという事だそうです。
またディスプレイ自体も表面に「コーニング社のゴリラガラス3」を採用しているので、傷や衝撃に強く割れにくいのも安心感が増します。
MIL規格(米国国防総省の調達基準)14項目準拠の、落下、浸漬、粉塵、塩水噴霧、湿度、太陽光照射、振動、風雨、高温動作(60℃固定)、高温保管(70℃固定)、低温動作(-20℃固定)、低温保管(-30℃固定)、低圧保管、低圧動作をクリアするタフさです。
さらに防水(IPX5/IPX8)と防塵(IP6X)にも対応しているので、お風呂場などの水場や砂や埃の多い場所でも故障せずに使用できます。防水は、30分程度水没でも使用できますが、カードスロットや、ヘッドホンなどの外部接続端子のキャップをする必要があります。
「Super ATOK ULTIAS」を搭載で文字入力も快適
スマホとしては高性能な「ATOK」を搭載しているので、適切な変換やご入力も自動で訂正してくれて快適に文字入力が出来ます。
ワードが自動で追加される「キーワードExpress」にも対応しているので、旬の言葉も予測変換できて入力のストレスも減らせます。
「スライドディスプレイ」で片手持ち操作も快適
片手で操作しようとすると画面上部に指が届かない場合、画面そのものを下や左右に移動して指が届く範囲まで持ってきて操作できます。移動する幅も調整できるので指の長さに応じて画面を移動できます。
指が届かなかった上部や左右のメニューも握り変えなくても楽々タップ出来るようになります。
利便性を向上する「ヒューマンセントリックエンジン」
「スーパーはっきりボイス4」は、雑音を感知すると相手の声を強調したり、相手の声質に合わせて「こもり感」「軽さ」を聞こえやすく調整してくれます。
「スーパーダブルマイク」は、マイクを2つ搭載して雑音を抑えて聞こえやすい声を相手に届けてくれます。
「ゆっくりボイス」は、相手の話す速度を遅くしてくれるので、早口の人や会話が聞き取りづらいお年寄りでも聞き取りやすくしてくれます。
「手袋タッチ」は、手袋か素手かを自動で判別して画面タッチの最適化をしてくれるので、手袋をしたままでも操作が出来ます。
「持ってる間ON」は、スマホの揺れや傾き、視線、操作状況を感知して、スマホを持っている間は勝手に画面が消えたりしません。
センサー
GPSはもちろんですが、ジャイロスコープが付いています。低価格帯のスマホには付いてないものが多いので、うれしいポイントです。
対応周波数
LTE:2.1GHz、1.7GHz、900MHz、800MHz
3G:2.1GHz、900MHz、800MHz
auの3G(CDMA2000)には、対応していないので、au回線で通話SIMの場合は、VoLTEだけ音声通話を利用できます。データ通信の場合は、LTEに対応しているので問題なく利用できます。au回線を契約したい人は、VoLTE対応SIMにしてください。
まとめ
性能や価格帯は、ASUSの「ZenFone2 laser」と同等ですが、カメラの有効画素数(1300万/500万画素)では負けています。
しかし高画質な有機ELディスプレイや防水、おサイフケータイ(Suicaに対応済み)、VoLTEにも対応しているので、カメラ以外の性能機能を重要視するなら、こちらがオススメになるでしょうね。