U-mobileは、LTE使い放題プランの新サービス「U-mobile PREMIUM」を7月1日から開始しました。また、これに伴い6月30日で従来のLTE使い放題とLTE使い放題2の新規受付は終了しました。
現在のLTE使い放題を含めた全プランは、フリービットからサポートを受けていますが、新たに始まったU-mobile PREMIUMは、IIJ(アイアイジェイ)をMVNEとしています。
基本的にMVNEがフリービットからIIJに変わっただけで、料金などはほとんど変わっていませんが、具体的に見てみます。
目次
U-mobile PREMIUM
各種料金に違いはない
データSIM | SMS付きデータSIM | 通話SIM | 通信速度 | |
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LTE使い放題 | 2,480円 | 2,630円 | 2,980円 | 下り最大 375Mbps 上り最大 50Mbps |
留守番電話 | 300円 |
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キャッチホン | 200円 |
登録事務手数料 | 3,000円 |
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SIMカード再発行手数料 | 3,000円 |
MNP転出料 | 3,000円 |
※税抜き価格です。
初期費用や月額料金はもちろん、留守番電話やキャッチホン、SIMカード手数料など全て通常のLTE使い放題プランと同じです。
契約期間と解約金の違い
データSIMには契約期間はありません。
通話SIMの契約期間は12ヶ月です。解約金は解約した月により違ってきます。
契約開始月を1ヶ月目とした残月数×1,000円が解約事務手数料として発生します。利用開始月が12,000円で、12ヶ月目に1,000円の解約金になります。
これは、IIJと全く同じ契約制度です。
通常のLTE使い放題プランの契約期間は6ヶ月で、解約金は6,000円です。
通信速度の違い
通信速度は下り(受信)が375Mbpsで、上り(送信)が50Mbpsとなっていますが、通常プランの下りが225Mbpsなので、60%以上速くなっています。
しかし、実際には、数Mbpsから数十Mbps程度しか出ないため影響は違いはないでしょう。
それよりも通信品質が高いIIJをMVNEとしている事が大きいでしょう。IIJmio自身はもちろん、サポートしているMVNOのDMM mobileなどの通信速度も安定しているので期待できます。
ただ、IIJも設けていないデータ無制限という点が気になりますが。
通信制限はあるのか?
従来のLTE使い放題は、3日間のデータ通信の消費が1GBを超えると、200kbpsに落とされる規制が行なわれる場合がありました。
U-mobile PREMIUMは、
他のお客様のご利用に影響を与えるような短期間での大容量データの送受信は、公平なサービス提供のため、一時的に通信速度の制限を行うことがあります。
とあるだけで具体的な制限については不明です。
スマホでUSENはない
通常のLTE使い放題には「スマホでUSEN」が付いています。厳密には、スマホでUSENの490円が毎月割引きになる事で、月額料金が据え置きになっています。
スマホでUSENは、1000チャンネル・150万曲以上の楽曲やトーク番組、英会話番組などが聴けるサービスです。データ無制限にぴったりのサービスですが、U-mobile PREMIUMには付いていないようです。
スマホセットはない
今のところですが、スマホのセットプランはありません。もっともセットで加入してもスマホが安くなる事はないのでデメリットではないです。
欲しいスマホをネットショップや家電量販店で購入した方が安く買えるはずです。強いて言うなら、月額料金と一緒に分割で支払えるくらいですか。
今までのLTE使い放題ユーザーはどうなるの?
既存のLTE使い放題プランから、U-mobile PREMIUMに移るには、解約するかMNPする必要があります。
解約して再契約すると、3,000円の初期費用が必要になります。MNPだと3,000円の手数料が必要です。
これだけの出費をしてまで移る価値があるのか今のところ分かりません。
まとめ
料金やサービス内容に違いはないようです。
今までのLTE使い放題の新規申込を打ち切っているので、U-mobileのデータ無制限を利用したかったら、U-mobile PREMIUMに入るしかありません。
今後、データ定額プランもPREMIUMに移行するのか、スマホセットプランもいつ始まるのか気になります。
IIJは通信速度に定評があるので、速くて無制限がどこまで可能か楽しみですね。