VAIOから、Windows10 mobileをOSに採用したSIMフリースマートフォン「VAIO Phone Biz」が登場。VAIOストアや家電量販店、楽天モバイル、BIGLOBE SIMなどで販売されます。価格は、5万4,800円(税抜)。
鳴り物入りで発売した割りに評判の悪かったVAIO Phoneですが、今回はbizの名が示す様にビジネススタイルを意識してリベンジを図っています。どの様に変わったのか詳しく見てみましょう。
目次
VAIO Phone Biz
スペック表
メーカー | VAIO |
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機種名 | VAIO Phone Biz |
価格 | 54,800円 |
OS | Windows 10 mobile |
画面サイズ | 5.5インチIPS液晶 |
解像度 | 1920×1080 |
CPU | Snapdragon 617 オクタコア1.5GHz×4+1.2GHz×4 |
GPU | Adreno 405 |
RAM/ROM | 3GB/16GB |
外側/内側カメラ | 1300万/500万画素 |
バッテリー容量 | 2,800mAh |
充電時間 | 約4時間 |
連続待受時間 | 300時間 |
連続通話時間 | 3G:約11分 |
高さ×幅×厚み | 156.1×77×8.3mm |
本体重量 | 167g |
対応バンド | 3G:1/6/8/11/19 LTE:1/3/8/19/21 |
SIMサイズ | nano |
外部メモリ | microSDXC(最大64GB) |
Wi-Fi | IEEE802.11a/b/g/n/ac |
カラー | シルバー |
その他 | GPS/地磁気センサー/ジャイロセンサー/加速度センサー/ Bluetooth 4.0/テザリング/microUSB/Continuum/Office Mobile |
OS
本機の特徴は、何と言ってもOSに「Windows 10 mobile」を搭載している事でしょう。Windows10のソフトがほとんど利用出来る点は大きなメリットです。
スペック
SoCはSnapdragon 617で、オクタコアCPU、GUPはAdreno 405、ストレージは16GB、メインメモリは3GBです。比較的高性能になっていますが、特にメインメモリが3GBと多めなのは、Windows用のアプリを動かすためでしょう。
ディスプレイは、5.5型フルHDと大きくて高解像度なので、Officeなどのアプリを快適に使えると思います。
カメラは、メインが1300万画素、サブが200万画素とミドルクラスでは平凡です。VAIOはSONYではないのでカメラ性能には力を入れていないようです。
デザイン
筐体は、アルミニウムの削り出し、ディスプレイは強化ガラスを使用する事で剛性を高めています。仕上げにブラスト加工を施し触感も高めています。
デザイン面でもPCのVAIOの様で馴染み深い人も多いでしょう。レーザーエッチングで掘り込まれたVAIOのロゴは、SONY時代からのファンには嬉しいポイントだと思います。
Continuum
「Continuum(コンティニュアム)」は、Windows10 mobileの注目機能の一つで、外部モニターにワイヤレス接続で、デスクトップ画面を表示してパソコンの様に扱う事が出来ます。
利用には、テレビやPCモニターにContinuum対応ワイヤレスアダプターを接続します。アダプターに有線、もしくは「VAIO Phone Biz」にBluetoothで接続されたマウスやキーボードを操作してパソコンの様にWindows10を扱えます。
※Actiontec社「ScreenBeam Mini2 Continuum」が動作確認済み
対応周波数(バンド)
3Gは、1/6/8/11/19で、LTEは、1/3/8/19/21に対応。ドコモとソフトバンクでの利用が想定されているようです。
また、NTTドコモのキャリアアグリゲーションもサポートしており、最大約225Mbpsの高速通信が可能になります。キャリアアグリゲーションというのは、複数の電波を同時に掴んで、安定高速な通信を可能にする技術です。
Office Mobile
WordやExcelなど、Officeの機能を一通り使えるモバイル用の「Office Mobile」をプリインストール済み。外出先でもOfficeを使った作業が出来ます。
安曇野FINISH
検品やOSのインストール、箱詰めなど最終工程は、長野県安曇野市のVAIO本社工場でおこなっています。称して「安曇野FINISH」と呼んでいますが、証明書も発行されます。
あくまでも最終工程だけで、製造は海外です。
まとめ
スマホ市場は、AndroidOSとiOS(iPhone)が占めていますが、Windowsスマホも「FREETEL KATANA 02」等いくつか登場しています。
Windows10 mobileはパソコンのWindows10と同等に使える利点がありますが、スマホでどの程度使えるのか、どの程度普及できるのか気になります。
「VAIO Phone Biz」は、前機と違って最終工程を「安曇野FINISH」と言って日本で行なってクオリティを上げています。Windowsをモバイルでも使いたい人は、比較的高性能で信頼感も上がり、リーズナブルなので試してみても良いかもしれませんね。
VAIO Phone Bizを取り扱っているMVNO
楽天モバイル
分割:2466×24回(税込)
一括:54,800円(税抜)
分割払いは、楽天カードのみ支払い可能。楽天スーパーポイントでの支払いも可能です。