「Y!mobile(Yモバイル・ワイモバイル)」のCMで「格安スマホは結局高くつくらしい」と、ふて猫ふてニャン(春馬・スコティッシュフォールド♂5歳)が言ってますが、どういう意味なんでしょうか?
格安なのに高くつくと言われても意味が分からないですよね?
そこで、「au」、「DMM mobile」、「Y!mobile(ワイモバイル)」3社を比較することで、「格安スマホ」は高くつくのか、それともやっぱり安くてお得なのか見てみましょう。
スマホ会社3社の月額料金などを比較
データ容量3GB | 月額料金 | 通話料 | |
---|---|---|---|
au | スーパーカケホ | 6,200円 | 5分間回数無制限・家族間無料 |
カケホ | 7,200円 | 国内通話無料 | |
DMM mobile | 通話SIM | 1,500円 | 20円/30秒 |
Y!mobile | スマホプランM | 3,980円 | 10分間300回まで無料 |
スーパーだれとでも定額 | 4,980円 | 国内通話無料 |
※2016年4月現在の料金です。
※料金は税抜きです。
※「Y!mobile」の料金は、25ヶ月間だけ1,000円割引きされた料金です。
「DMM mobile」が圧倒的に安いです。しかし通話料に違いがあります。
「DMM mobile」は通話時間で料金が変わりますが、「au」と「ワイモバイル」は無料通話と条件付きの無料通話が付いています。
無料通話と書いていますが、実際は通話代が定額料金になっているだけです。
「au」のカケホは通話代が2,700円、スーパーカケホは通話代が1,700円で通話定額です。
まずは料金の比較からみてみましょう。
通話料が高くつく?
「DMM mobile」と「au」カケホの差額5,700円分です。
通話時間に換算すると142.5分、1ヵ月に2時間22分30秒になります。
1日当たり5分近く電話をかけると5,700円を上回るので、「DMM mobile」の方が高くつきます。
今度は「DMM mobile」と「ワイモバイル」スーパーだれとでも定額との差額3,480円分。
通話時間に換算すると87分、1ヵ月に1時間27分になります。
1日当たり3分近く電話をかけると3,480円を上回るので、「DMM mobile」の方が高くつきます。
毎日3分~5分以上電話をかけると通話定額の2社より、MVNO「DMM mobile」の方が高くついてしまう訳です。
しかし「格安スマホ」も通話料を半額に出来る「楽天でんわ」や「DMMトーク」のようなサービスがあるので、計算をし直すことにします。
「DMM mobile」の「DMMトーク」は、国内通話が半額の10円/30秒になります。
詳しくは、「通話料が半額になるプレフィックス方式」の記事を参考にしてください。
通話料半額サービスを利用すると、
「au」との差額を通話時間に換算すると285分で1日あたり9分30秒になります。
「ワイモバイル」との差額を通話時間に換算すると174分で1日あたり5分48秒になります。
毎日6分~10分以上電話をかけると通話定額の2社より、MVNO「DMM mobile」の方が高くついてしまいます。
この結果を見る限り、毎日電話をする人は通話定額のない「格安スマホ」にすると、本当に高くついてしまいそうです。
1日あたり6分~10分というと、短い時間に感じられますが、1ヵ月あたり2時間54分~4時間45分と見ると結構な時間です。
毎日何度も電話をかける人は、無料通話のあるキャリアの方が安くなるでしょう。
しかし、たまにしか電話をしない人は、無駄に高い定額料金を払い続けることになります。
さらに通話料半額サービス以外にも電話代を安くできる「IP電話」があります。
IP電話は、携帯電話へ16円/1分、固定電話へ8円/3分と、さらに安く利用できます。
特に固定電話にかける場合は、通話料が固定電話と同等の料金になるのでかなり安いです。
だだし、IP電話は、携帯電話より音声品質や接続状態が良くないなどの欠点もあるので、家族や友人など親しい相手に限定して使った方が良いと思います。
詳しくは「IP電話について」の記事を参考にしてください。
「格安スマホ」が高くつく理由は他にもあります。
スマートフォン代が高くつく?
キャリアには、月々のサポートがあるため、スマホが安く手に入ります。
10万円もするiPhoneが欲しいなら、ドコモやau、ソフトバンクのようなキャリアの方がトータルで安くなるかもしれません。
じゃあ、スマホが欲しい人もキャリアの方が良いのでしょうか?
「格安スマホ」には、低価格なSIMフリースマートフォンがあります。
人気の機種が、数万円程度で買えます。性能も3Dゲームなどハイスペックを要求しなければ、普通にネットなどに利用できます。
安くて面白い機種も次々に発売されているので、複数のスマホを所有する楽しみ方も出来ます。ガジェット好きには最高ですね。
詳しくは「SIMフリースマートフォンを比較する」の記事を参考にしてください。
iPhoneのような高級機が欲しいのでなければ、高くつくどころか安上がりになる可能性もあります。
まとめ
ドコモやau、ソフトバンク、ワイモバイルの4社キャリアのスマホ料金は、通話料がかからない無料通話やスマートフォンを安く購入出来る月々のサポートが含まれています。
電話を頻繁にかける人や、iPhoneやXperiaのような高級スマホが欲しい人にはキャリアの方が安くつくと思います。キャリアを利用してください。
しかし、たまにしか電話をかけない、親しい人としか電話をしない人は、通話料が半額になる「プレフィックス方式」や通話品質に不安があるけど、さらに安く無料通話もある「IP電話」を利用すれば通話料をかなり抑えることが出来ると思います。
スマートフォンも数万円程度で普段使いに全く不便のない「SIMフリースマホ」が数多く販売されています。SIMフリー版のiPhoneを買っても安くつく可能性もあります。
電話をほとんど利用せず、コミュニケーションはLIENやSkypeなどのSNSやメールが中心で、スマホもオーバースペックで無駄に高い高級機はいらないという人は「格安スマホ」が断然向いています。
ちなみに当の「ワイモバイル」も「格安スマホ」を名乗っています(笑)
実際に大手キャリア「ドコモ、au、ソフトバンク」と比べて半額以下なので格安なのは確かです。
無料通話も付いているし、機種は少ないですがスマホのサポートもあります。
スマホ料金を節約したいけど、無料通話も欲しい人は「ワイモバイル」はお薦めです。
電話はいいから、とにかく安くという人は、業界最安値の「DMM mobile」がお薦めです。電話も「DMMトーク」を利用すれば、少ない出費で済むと思います。