「格安スマホ」を利用したいけど、どのプランに入ったら良いのか分からないです。
プランが2つ、3つくらいしかない会社もあれば、5つ以上の会社もあるので選択が難しいですよね。
そこそこネットを利用する人が迷ったら、「3GB」プランです。
「3GB」は、ほぼ全社が設定しているくらい利用者の多いプランです。「1GB」では足らない、「2GB」では中途半端だという人が多いのでしょう。
また、通信容量プランは、大きくなるほど容量あたりの料金が安くなるので、料金とコスパを考えても「3GB」がベターと言えるのでしょう。
しかし「3GB」ってどのくらいなんでしょうか?何が出来るのでしょうか?
その辺の疑問について調べてみました。
目次
通信容量3GBはどんな感じ?
「通信容量」もくしは「データ容量」、「通信データ容量」と呼ばれているものは、インターネットを利用する時に送受信するデータの大きさを意味しています。
送信のことをアップロード、受信のことをダウンロードと言い換えれば分かると思います。
例えば、youtubeで動画を見ると、サーバーから動画のデータが送られてきます(ダウンロード)。この動画の容量が通信容量になります。
厳密には、こちらからもyoutubeや動画にアクセスする時にデータを送っている(アップロード)ので、動画の容量よりも少しだけ通信容量は大きくなります。
大まかに送受信する情報のデータ容量で、必要な通信容量が分かります。
3GBはどのくらいの容量なのか?
平均的な3GBは以下のようになります。
youtubeなどの動画サイト
- 240p:1時間あたり150MB前後、3GBあたりだと約21時間
- 360p:1時間あたり200MB前後、3GBあたりだと約15時間
- 720p:1時間あたり750MB前後、3GBあたりだと約4時間
AWAやスマホでUSEN、LINE MUSICなどの音楽配信
- 64kbps:1時間あたり27MB前後、3GBあたりだと約115時間
- 96kbps:1時間あたり42MB前後、3GBあたりだと約70時間
- 128kbps:1時間あたり55MB前後、3GBあたりだと約57時間
- 192kbps:1時間あたり84MB前後、3GBあたりだと約35時間
メール:200~300文字:約750,000通
Yahoo!JAPANのトップページ:スマホ版約12,000回表示
IP電話:1時間あたり15MB前後、3GBあたりだと約200時間
ゲーム:1時間あたり1MB~数MB、3GBあたりだと約900時間~約3,000時間
ゲームはプレイ内容やジャンルによる違いはありますが、1時間あたり1MB~数MBくらい消費します。外で長時間ゲームをする人は少ないと思うので余裕があります。ゲームはアップデートがあると、数十MB~数GBもの容量をダウンロードするので、Wi-Fiに繋いでプレイするのが基本です。
動画の種類によって容量は変わってくるので平均的な数値になります。標準画質と言われるスマホで見ても耐えうる360pの動画を約15時間ほど見れます。1日30分程度でも、3GBを使い切ってしまう計算です。
音楽のストリーミング配信は、low設定の64kbpsだと、約115時間で1,350曲くらい聴けます。1日4時間くらい聴けるので、通勤通学の時くらいなら余裕です。64kbpsは、AWAやLINE MUSICにもあり、十分聴けるレベルなので設定しておきましょう。
IP電話だと毎日6時間も通話ができます。IP電話には、同じアプリ同士だと無料通話がありるので、そこそこ長電話をしても問題ないでしょう。
webサイトの閲覧やメールのやり取りくらいなら、使い切れずに余ってしまう可能性が高いですね。ただし、まとめサイトなど画像が多いと、消費も大きくなるので気を付けましょう。
格安スマホ会社の「3GBプラン」を比較
通信容量 | データSIM | SMSあり | 音声通話SIM | |
---|---|---|---|---|
DTI SIM | 3GB | 840円 | 990円 | 1,200円 |
DMM mobile | 3GB | 850円 | 1,000円 | 1,500円 |
NifMo | 3GB | 900円 | 1,050円 | 1,600円 |
mineo(auプラン) | 3GB | 900円 | 900円 | 1,510円 |
mineo(ドコモプラン) | 3GB | 900円 | 1,020円 | 1,600円 |
U-mobile | 3GB | – | – | 1,580円 |
楽天モバイル | 3.1GB | 900円 | 1,020円 | 1,600円 |
BIGLOBE SIM | 3GB | 900円 | 1,020円 | 1,600円 |
IIJmio | 3GB | 900円 | 1,040円 | 1,600円 |
エキサイトモバイル | 3GB | 900円 | 1,040円 | 1,600円 |
UQ mobile | 3GB | 980円 | 980円 | 1,680円 |
LINEモバイル | 3GB | – | 1,100円 | 1,690円 |
b-mobile(おかわりSIM) | 3GB | 1,000円 | 1,130円 | 1,800円 |
b-mobile | 3GB | – | 1,180円 | 1,980円 |
OCN モバイル ONE | 3GB | 1,100円 | 1,220円 | 1,800円 |
Y!mobile | 3GB | – | – | 3,980円 |
TONE | – | – | – | – |
さすがは人気のあるスタンダードなプランなので、「TONE」以外は全部あります。
DTI SIM
「DTI SIM」が最安値になっています。定額通話の「でんわかけ放題」と組み合わせても1,980円で利用できるのは驚きです。
DMM mobile
残念ながらDTI SIMに10円負けています。しかし「ターボ機能」や「バースト機能」などサービス面では上回っています。
NifMo
次いで僅差で「NifMo」が安いです。「NifMo バリュープログラム」を活用すれば、さらに月額料金を安く出来るので、実質最安値になる可能性があります。
mineo
「mineo」は、「auプランのSMS付データSIM」だと最安値になっています。「ターボ機能」や「データ繰り越し」、「バースト機能」に対応しているので、3GBを最も安く効率的に利用できるかもしれません。
楽天モバイル
「楽天モバイル」は、3.1GBと微妙に通信容量が多いので、単位当たりだと「DMM mobile」に僅差まで迫る料金です。月額料金が楽天スーパーポイントで還元されるので、ほとんど変わらなくなりますね。
Y!mobile
「Y!mobile」は、月に300回まで10分以内なら無料通話ができるオプション付です。スマホの月々サポートも付いているので、他より2千円以上高くなっています。
まとめ
通信容量3GBは、多くの人が利用しているスタンダードなプランなので、大抵の人にとって必要十分という事です。
webサイトの閲覧やメールのやり取りLIEN、twitteなんかは消費を気にせずに利用できます。
ゲームもデータのダウンロード以外のゲームプレイ中は全く気にする必要はありません。
音楽配信も通勤通学の時くらいなら問題ないでしょう。
気を付けるのは、やはり動画ですね。360p動画を短時間なら毎日見ても問題ないですが、長時間見たい時は、Wi-Fi環境を確保した方が良いです。
普通の人は3GBもあれば、「ターボ機能」や「バースト機能」を駆使して、Wi-Fiも活用する事で、外出先でも気軽にネットが出来ると思います。
あとから通信容量プランは変えられるので、迷ったら取り合えず「3GB」です。