電話を全くと言っていいほど利用しない人もいるのではないでしょうか。
全くではないけど、たまに家族や友人と少しだけ話す程度の人は結構多いと思います。
そういう人は、キャリアの電話オプション代2,700円、安くても1,700円は高過ぎます。ましてや通話し放題とか電話しないのに無駄の極みですね(笑)
「格安スマホ」の電話オプション代でも700円くらいするので、ちょっと無駄になってるかもしれません。
無駄な金を払うくらいなら、電話はいらないと言い切れる人に最適なのが「データSIM」です。もしくは、セカンドスマホ用のSIMとして欲しい人もこちらです。
データSIMとは何?
「データSIM」は、インターネット専用のSIMです。
090/080/070の電話番号は使えないので、携帯電話を利用したい人や携帯電話番号を維持したい人は、「音声通話SIM」の方を契約してください。
LINEやスカイプなどのチャットやメールでコミュニケーションを取っているので、携帯電話が全く必要ない人用のSIMです。
たまに家族や友人と電話をするくらいの人でも検討の余地はあります。
「データSIM」でも電話を全く利用できない訳ではないからです。
「IP電話」を利用すれば、携帯電話のように音声で会話が出来ます。
050で始まる電話番号が貰える「IP電話」なら通話料を払う事で、固定電話や携帯電話にもかける事が出来ます。しかも携帯電話に1分16円、固定電話に3分8円くらいと携帯電話よりかなり安いです。
「IP電話」は、会員同士なら無料なので、電話をしたい相手にも通話アプリをインストールしてもらえば、無料電話ができます。
ただし「IP電話」は、携帯電話と比べて音声品質はよくないです。接続状態もよくないので、ビジネスや途切れると失礼な相手との電話には向いていません。家族や友人など親しい相手とだけ電話をする人に向いています。
この他、緊急電話やフリーダイヤルにかけられない欠点もあるので、携帯電話の完全な代用とはいきません。
「データSIM」最大のメリットは、料金の安さです。
「音声通話SIM」と比べてネットにしか使えず携帯電話に利用できない分、700円くらい安くなっています。最安値だと500円くらいなので激安ですね。
「データSIM」もうひとつのメリットに、契約期間がないことがあります。
ドコモ、au、ソフトバンク、Y!mobileのようなキャリアには2年の契約期間があり違約金も発生します。しかも更新でまた2年間。。。
MVNOでも「音声通話SIM」には半年から1年間の契約期間があります。更新はありませんが、それでも違約金縛りの期間があるのは不自由です。
「データSIM」なら契約期間がないので、違約金もなく、いつでも解約できます。
何かしら不満が出てきたり、他社の方が料金やサービスが良いと思った時に、すぐに解約できるのは安心して利用できます。
取り合えず「MVNO」を試してみたい時にも最適ですね。
「データSIM」には、「SMS(ショートメールサービス)」機能を付ける事ができます。「SMS」機能付きだと、月額料金が100円~150円くらい高くなります。
「SMS」は、ゲームアプリやLINEの認証が必要なときに使えます。金融機関でも認証に使われています。
スマートフォンの「セルスタンバイ問題」にも有効で、待ち受け状態でもバッテリーがどんどん消費されていくバグを防止できます。
「データSIM」は、安いのでセカンドスマホに活用している人もいます。遊び用や余っているスマホに「データSIM」を入れてネットに使い、メインのスマホは温存して電池消耗を避ける使い方もできます。
ガラケーを使っている人は、スマホには格安の「データSIM」を入れて節約したり、子供に持たせる時に通話料がかからない「データSIM」にするといった使い方もあります。
しかし固定電話のない人やビジネスで利用する人は、電話がないと不便なので向いていないSIMと言えるでしょう。
まとめ
「データSIM」は、ネット専用で携帯電話が使えないSIMです。
IP電話で補う事ができるので、電話自体を使えない訳ではありません。
携帯電話が使える「音声通話SIM」より月々700円安いのは、「格安スマホ」の料金では結構大きいので、迷いどころです。
電話が必要ない人や携帯電話番号を維持する必要がない人は、最安値SIMを選べて通話料金もかからないので、まさに「格安スマホ」になるとでしょう。
「データSIM」には契約期間もないので、「MVNO」の体験版としても最適なSIMだと思います。
最も安い「データSIM」が使えるのは、DMM mobileです。データプランなら440円(税抜)、ワンコインでスマホが使えます。