「格安スマホ」を使うからには出来るだけ安くしたい。
でもネットがある程度は使えないと困るという人には、「1GB」プランがお薦めです。
「1GB」と言われても、どのくらいなのか、何が出来るのか、さっぱり分からないと思うので調べてみました。
はたして、あなたにとって、「1GB」は最適なプランになるのでしょうか?
目次
通信容量1GBはどんな感じ?
まず、「通信容量」についてですが、「データ容量」と言ったり、「通信データ容量」と言ったりします。
これは、インターネットを利用する時に送受信するデータの大きさという意味です。
送信のことはアップロード、受信のことはダウンロードと言いますね。
例えば、youtubeで動画を見ると、サーバーから動画のデータが送られてきます。この動画の容量が通信容量になります。
厳密には、こちらからもyoutubeや動画にアクセスする時にデータを送っているので、動画の容量よりも少しだけ通信容量は大きくなります。
大まかに送受信する情報のデータ容量で、必要な通信容量が分かります。
1GBはどのくらいの容量なの?
平均的な1GBは以下のようになります。
youtubeなどの動画サイト
- 240p:1時間あたり150MB前後、1GBあたりだと約7時間
- 360p:1時間あたり200MB前後、1GBあたりだと約5時間
- 720p:1時間あたり750MB前後、1GBあたりだと約1時間15分
AWAやスマホでUSEN、LINE MUSICなどの音楽配信
- 64kbps:1時間あたり27MB前後、1GBあたりだと約38時間
- 96kbps:1時間あたり42MB前後、1GBあたりだと約24時間
- 128kbps:1時間あたり55MB前後、1GBあたりだと約19時間
- 192kbps:1時間あたり84MB前後、1GBあたりだと約12時間
メール:200~300文字:約250,000通
Yahoo!JAPANのトップページ:スマホ版約4,000回表示
IP電話:1時間あたり15MB前後、1GBあたりだと約68時間
ゲーム:1時間あたり1MB~数MB、1GBあたりだと約300時間~約1,000時間
ゲームは、種類やプレイ内容によって大きく幅がありますが、1時間あたり1MB~数MBくらいです。毎日、外で長時間ゲームをする人はいないと思うので余裕でしょう。しかし、ゲームは初回ダウンロードやアップデートがあると、数十MB~数GBもの通信容量を消費します。ゲームデータは、Wi-Fiに繋いでダウンロードしましょう。
動画は、アニメや実写など内容次第で通信容量は結構変わりますが、スマホで見ても耐えうる360pを約5時間ほど見れます。1日10分程度で、1GBを使い切ってしまいます。
音楽配信は、low設定の64kbpsだと、約38時間で450曲くらい聴けます。LINE MUSICやAWAにもある64kbpsは、十分聴けるレベルなので設定しておきましょう。
IP電話も1日平均2時間程度で1GB使い切ってしまいます。IP電話には、同じアプリ同士だと無料通話がありますが、長電話をしないように気を付けないといけません。
webサイトの閲覧やメールのやり取りくらいなら、1GBでも余裕があるようですが、画像の多いサイトや、画像が添付されたメールは通信容量が大きくなるので多用は注意です。
しかし、動画や音声は消費が多いので、出来るだけWi-Fi接続のときだけ利用した方が良いでしょう。
格安スマホ会社の「1GBプラン」を比較
通信容量 | データSIM | SMSあり | 音声通話SIM | |
---|---|---|---|---|
DMM mobile | 1GB | 480円 | 630円 | 1,260円 |
b-mobile | 1GB | 500円 | 630円 | 1,300円 |
LINEモバイル | 1GB | 500円 | 620円 | 1,200円 |
DTI SIM | 1GB | 600円 | 750円 | 1,200円 |
NifMo | 1.1GB | 640円 | 790円 | 1,340円 |
エキサイトモバイル | 1GB | 670円 | 810円 | 1,370円 |
mineo(auプラン) | 1GB | 800円 | 800円 | 1,410円 |
mineo(ドコモプラン) | 1GB | 800円 | 920円 | 1,500円 |
U-mobile | 1GB | 790円 | 940円 | – |
BIGLOBE SIM | 1GB | – | – | 1,400円 |
Y!mobile | 1GB | – | – | 2,980円 |
UQ mobile | 1GB | – | – | 2,980円 |
IIJmio | – | – | – | – |
楽天モバイル | – | – | – | – |
OCN モバイル ONE | – | – | – | – |
TONE | – | – | – | – |
1GBプランは「楽天モバイル」など設けていない会社も複数あります。
DMM mobile
業界最安値を誇る「DMM mobile」が最安値はになっています。通信容量を効率的に使える「ターボ機能」や「データ繰り越し」に対応しています。低速時に初速だけ高速になる「バースト機能」にも対応しているので、少ない容量でも利用しやすいです。
b-mobile
次に安い「b-mobile」は、「おかわりSIM」といって、使用した通信容量が1GBを超えるごとに250円ずつ料金が上がっていくシステムです。最大で5GBまで利用できて料金はプララス1,000円になります。
LINEモバイル
「LINEモバイル」の1GBプランは最安値クラスですが、さらにLINE利用時に高速データ通信容量を消費しないカウントフリー機能付きになっているため利用者にはお得になっています。
DTI SIM
「DTI SIM」が、音声通話SIMで最安値になっています。高速通信と電話が利用できるスマホ料金としては1,200円が最安値です。
NifMo
「NifMo」は、1.1GBになっています。1GBあたりでも最安値という訳ではありませんが、「NifMo バリュープログラム」を上手く活用すれば月額料金をかなり安く出来ます。
mineo
「mineo」も「ターボ機能」や「データ繰り越し」、「バースト機能」に対応しているので、1GBでも有効に活用できると思います。
U-mobile
「U-mobile」の1GBには音声通話SIMがありません。データSIMも特に安くはないので、このプランはお勧めではありません。U-mobileを使うならデータ無制限の「LTE 使い放題」プランです。
BIGLOBE SIM
「BIGLOBE SIM」の1GBにはデータSIMがありません。音声通話SIMも安くないです。BIGLOBE 光とセットで200円割引きなら最安値になります。
Y!mobile
「Y!mobile」は、月に300回まで10分以内なら無料通話ができるオプション付です。スマホの月々サポートも付いているので、他より高くなっています。
UQ mobile
「UQ mobile」は、30分間の無料通話が付いた「ぴったりプラン」です。「マンスリー割」を併用するとスマホが実質0円で手に入るので、人によっては高くないと思います。現在、実質データ容量が2倍になるキャンペーン中なので2GB使えるので得です。ただしauからMNPの場合だと、最初の2年間は1,000円高くなります。
まとめ
高速通信でデータ容量1GBプランを比較してみました。
データSIMなら1,000円以下で利用出来るので、携帯電話を必要としていない人は、年間でも1万円前後で済みます。「DMM mobile」にいたっては、税込みで年間6千数百円程度です。
「DTI SIM」の音声通話SIMは高速通信が可能なSIM中でも最安値の1,200円です。DTI SIMには定額通話「でわかけ放題」が780円で使えるので、わずか2,000円程度でキャリア並みの定額通話と1GBの高速通信が使えることになります。
非常に安いプランですが、通信容量1GBは、動画はもちろん音楽配信でも毎日利用していると、すぐに消費してしまうので、ネットの利用が頻繁でない人や、Wi-Fiを利用できる人に向いている点に注意してください。
まあ、使い切ったら翌月まで低速で問題ない、と割り切った人にも向いていると思いますけどね。
とにかく安いので、契約期間のない「データSIM」なら格安SIMのお試しで始めるのもありです。