ASUSから、前面カメラに1300万画素と高解像度を採用した「ZenFone Selfie」が発売されました。
機種名に付いている「Selfie」(セルフィー)は、自分を被写体として撮影する事です。1000万オーバーの高画質カメラで自分を綺麗に撮影しようというコンセプトなわけですね。
大抵のスマートフォンは、背面のメインとなるカメラが高解像度で、前面の自撮り用のカメラは低解像度です。
しかし、最近は自撮り棒が流行ったり、SNSなどに自分の写真をアップして楽しむ人たちが増えました。
スマホ画面の解像度が上がった事で、低画質の写真では荒く見えてしまいがっかりする事もあります。「ZenFone Selfie」もフルHDなので高画質ディスプレイですからね。
そんな理由もあり、前面カメラも高解像度化したスマホが増え始めているようですが、「ZenFone Selfie」は、メインカメラと同じメガ画素クラスの高性能なものを搭載してきました。
1300万画素もあれば、フルHD以上のディスプレイいっぱいに表示しても綺麗に見えるでしょう。
ZenFoneシリーズの比較
メーカー | ASUS | ASUS | ASUS |
---|---|---|---|
機種名 | ZenFone2 laser | ZenFone2 | ZenFone Selfie |
価格(税抜) | 22,800円 | 36,000円 50,800円 |
37,800円 |
OS | Android5.0.2 | Android5.0 | Android5.0 |
画面サイズ | 5インチ IPS液晶 | 5.5インチ IPS液晶 | 5.5インチ IPS液晶 |
解像度 | 1280×720 | 1920×1080 | 1920×1080 |
CPU | Qualcomm Snapdragon410 クアッドコア1.2GHz |
Intel Atom Z3560 クアッドコア1.8GHz Z3580 クアッドコア2.33GHz |
Qualcomm Snapdragon615 オクタコア1.5GHz |
RAM/ROM | 2GB/16GB | 2GB/32GB 4GB/64GB |
2GB/16GB |
外側/内側カメラ | 1300万/500万画素 | 1300万/500万画素 | 1300万/1300万画素 |
バッテリー容量 | 2400mAh | 3000mAh | 3000mAh |
高さ×幅×厚み | 143.7×71.5×10.5mm | 152.5×77.2×10.9mm | 156.5×77.2×10.8mm |
本体重量 | 145g | 170g | 170g |
対応バンド | 3G:1/5/6/8/19 LTE:1/3/5/7/8/19/28 |
3G:1/2/5/6/8 LTE:1/2/3/4/5/6/8/9/18/19/28 |
3G:1/2/5/6/8/19 LTE:1/2/3/5/6/8/9/18/19/28 |
性能
SoCはSnapdragon615で、CPUはオクタコア1.5GHzです。
処理性能は、「ZenFone2」 >「 ZenFone Selfie」 > 「ZenFone2 laser」の順です。
「ZenFone2 laser」と同じSnapdragonのミドルエンドクラスなので、ストレスなくサクサク使えるようになっています。
ストレージは16GB、メインメモリは2GBなので少し物足りないです。「ZenFone2」の方が快適に使えそうです。
ディスプレイ
5.5型フルHDのIPS液晶を採用しているので、視野角や良く色鮮やかで高画質です。サイズが大きいので見やすいのもポイントが高いです。
また、コーニング社のゴリラガラス4を搭載しているので、衝撃や磨耗に対する耐久性が高いのも特徴です。
落としても少々の衝撃では割れないので助かりますが、何度も落とすとダメージが蓄積されて割れる事もあるので、過信は禁物です。
サイズが大きくて持ちづらく落とす可能性も高いので、ケースや保護シートを利用するとより安心して使えると思います。
カメラ
「ZenFone2」と「ZenFone2 laser」は、アウトカメラ1300万、インカメラ500万画素とSIMフリーの中では高画素ですが、「 ZenFone Selfie」 はさらにインカメラを1300万画素とアウトカメラと同じ画素数になっています。
インカメラは、自撮り用として使われるので、SNSやブログに上げたり、自撮り棒を使った撮影も綺麗です。
一番古い機種である「ZenFone2」にないレーザーオートフォーカス機能もあるので、カメラ撮影を意識すると「ZenFone Selfie」の方が良いですね。
デザイン
本体カラーは、ホワイト、ピンク、アクアブルーのパステル調です。セルフィーに多い女性を意識しているのでしょう。
サイズは、「ZenFone2」より高さが4ミリ程度長いですが、重さも含めてほぼ同じくらいです。
狭額縁でギリギリまで小さくしていますが、それでも5.5インチは少し大きく、手が小さい人は「ZenFone2 laser」より使いづらいかもしれません。
対応周波数
3G:1/2/5/6/8/19、LTE:1/2/3/5/6/8/9/18/19/28に対応しています。
3Gはドコモのプラスエリア、LTEは、ドコモのプラチナエリアに対応しているので、ドコモ回線がほとんどのMVNOでは使いやすいようです。
au回線は、CDMA2000にもVoLTEにも対応していないので、携帯電話に利用できないので気を付けましょう。
まとめ
CPUやディスプレイサイズ、解像度が上がった事で「ZenFone2 laser」の上位スペック版という感じですね。
さらにカメラ性能もインカメラが強化されたので、自撮りが捗ります。
しかし値段が微妙に高いので、コスパは「ZenFone2 laser」、性能では「ZenFone2」になるでしょう。
「 ZenFone Selfie」の価値は、パステル調のカラーデザイン、インカメラ性能、ディスプレイ画質、CPUスペックなどトータルで判断することになりますね。